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好きだよ、愛してる。

第3章 雨の日

家どこ?送ってく

だ、大丈夫、すぐだから走って帰れば…

だーめ。風邪引く。
それにこんな格好で1人で歩かせられない。
送ってく。

あ、ありがとう

淡々と話しかけてくれる中に優しさを感じ嬉しくなった

あ、うちここだから…

おう

もう大丈夫だよ

ドアまで一緒に行かないと濡れちゃう。

う、 ありがとう

そしてドアまで来てもらいカギを開けようとした時
あれ、家の鍵がない
傘忘れた挙句家の鍵まで置いて来てしまっていた

なに、鍵ないの?

あ、うん、でも大丈夫!
本当にありがとう!
ブレザー今度返すでもいいかな?

俺ん家くれば

ボソッと山下くんは呟いた

え、、?

別に変な意味とかないし、このままだと本当に風邪引くし。

うん…

ほら行くぞ

そう言って私の手を引っ張り家まで行くことになった

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