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ヴェルジェ~夢を追う少女~

第8章 一年次文化祭

 片付けが済み私達は帰った。綺月とはなれて少ししての綺月からの電話。

「はい、もしもし」

「あ、七海、なんかお兄ちゃん達が私の家の前にいるんだこど……あたしの家、狭いからそっち行っていい?」

「今日はどっちも休みだから来ていいよ」

「ありがと」

 綺月はそう言うと電話を切った。 少しすると綺月が私達に追いついて来た。

「ごめんね」

「「いいよ」」

 綺月の謝りに私とヒナはそう答える。

「ありがと!」

 綺月の後ろには、ちゃっかりDark Moonがいる。

 私達はヴェルジェ下のコンビニでジュースやお菓子を買い、私とヒナの部屋、ヴェルジェ一五〇三号室へ向かった。

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