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裏小屋

第3章 山遊びと小屋探索

「そうであっても、一声かけて、リュックを開けていいかと言わなかったお前の責任だろ。いくら仲がいい間柄でも、それは常識ちゃうかな……」

「……そうやけども」

 項垂れる石柿。

「よし、じゃ、罰ゲームだ!」と勝山。本当は、そんなに怒ってはいない。結局、理由をつけて、罰ゲームで遊びたいだけである。

 高橋と勝山が、両端で手持ち花火を持ってる中、石柿がリンボーダンスをするという、今では大問題の罰ゲームを決行。

 石柿も諦め「ヒュー」といいながら、リンボーダンス。

 調子にのって、上半身裸で挑んだもんだから……

「あちあちあちあちあち!!! やめろぉーーっ!! 俺が焼き肉になるわ!!」

 このリアクションで、また盛り上がった。


 だが、本当に謝らないといけないのは、他にいた。


 それは桝本だ。

 肉が無いと、代用を考えている時、「たしか勝山、リュックになんか入れてたで」と、ポソッと言ってしまったのだ。
 
 そして、それを素直に受けた石柿は、勝山のリュックを探ってしまった。


 罰ゲームにヒヤヒヤしてたのは、桝本だった。












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