テキストサイズ

裏小屋

第4章 テントの中で

「テントにいてるんか?」と高橋は、勝山がいるテントを覗いた。

 だが、テントの中に勝山はいない。

「あれ……勝山おらんぞ!?」

 高橋が周りを見渡した時、雨雲から微かに溢れる月の光が人影を照らした。

「あれ?」と高橋は、目を凝らして見る。

 勝山がいた。さて、本編では、荒れた川を無理矢理渡っていく勝山を、高橋が止めるという話でありました。 

 なぜ、歩いていたのか?

 実は、大便が我慢出来なくなり、木にしがみついて川に向かって、クソしようとしてたんだよ。

 ただ、高橋に「どこ行くんや!?」と言われた時、「そこでクソするだけや」と指差した方向が、金網で、なんと、そこにはアレがあったという。

「うわぁっ! ○○やぁっ!」高橋は大声で叫んだ。

 勝山は驚いて、高橋と一緒にテントに方へ戻ってきた。 

 テントにいた三人は、高橋の尋常じゃない声に、雨が降るなか顔を出してその様子を見ていた。

  勝山をテントに戻し、全員が中に入る。

「○○があった……あったぞ」

 高橋は息を切らし、今まで無かった場所で、実際に見た○○の姿に恐怖を示した。

「かっちゃん、なにがあった?」と馳谷は心配して、聞いた。

 実際に、この時のことは、勝山本人は覚えておらず、なぜそのような行動をしたのか、わかっていないと、本編には書きましたが、クソをしに外に出たのだが、この時酔ってたために、覚えていないのだ。

 高橋が止めて正解だ。あのまま、クソしてたら、そのまま倒れて濁流にやられていたかもしれない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ