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好き心少なからず

第10章 想いを込めて~宇野一朝の場合~

だけど、今日は全然気にならない。

入江の事を思ってると、自然に顔がにやけてしまう。

「じゃあ、さっさとやるぞ」

英嗣が役割を指示して、実習が始まった。

あんな感じで俺を気遣ってくれた…って事は。

やっぱ、俺の事、好きなんだよな!?

やべ。どうしよう。嬉しい。

知らず知らずのうちに笑顔になる。

やっぱ、俺から言うべき?

カップケーキ渡して、お礼言って…

「付き合って」

って言ったら…

笑って頷いてくれるかな?

その時を思いながら手を動かした。


【おしまい】

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