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好き心少なからず

第41章 思い出~香澄×田口~

ボソリとこぼした感想に、陽葵は眉を上げた。

「まぁ確かに。歌うたってるだけってイメージだよね」

その言葉にこくんと頷く。

舞台の上で並んで歌っている所しか見たことなかったから。

「でも梨絵が言ってたけど、部活の日は腹筋100回から始まって、筋トレ必須なんだってよ?」

「へぇ…」

筋トレなんて、イメージとは真逆じゃない?

文化系といいつつ、やってる事は体育会系なんだ。

もう一度、集団に目を移し…

脇腹に手をやりながら走るあの人が見えた。

とてもそんな風に見えないけど。

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