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好き心少なからず

第14章 失敗作?~栗原×速水~

いつも通りの朝。

いつも通り、バスに揺られて学校へ向かう。

そして…

「栗原くん、おはよう」

「おはようございます!」

先輩がバスに乗り込んできて…俺の横の空席に座る。

市民図書館で出会って、本の話をするようになった。

それから親しくなるにはそんなに時間はかからなかった。

今では、バスの中で隣り合って座る仲なんだぜ!?

1年前には考えられなかったよなぁ…。

俺が幸せに浸っていると、先輩が俺の足元を見た。

「今日は荷物多いんだね」

「あ…邪魔ですね。避けます」

足元の布バックを脇に寄せた。

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