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好き心少なからず

第16章 近付きたい~曽根崎×速水~

「はっ!?」

振り返れば、速水が駆け寄ってきて…

な、何だよ!?

ドギマギして速水を見れば

「せっかく声かけてくれたのにごめんね」

へ!?

突然、何なんだよ!

そんな風に話をふるって事は…

俺の気持ち、バレてんのか!?

「いや…そんな…謝らなくても…」

しどろもどろで言葉を紡ぐ俺に

「でも、小説の雰囲気をそのまま映像化なんて出来ないから、イメージ崩れちゃうと思うんだ」

は!?

瞬きをして速水を見る。

くるんとした丸い目は、意思の強そうな色をしていて…

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