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好き心少なからず

第18章 球技大会にむけて~テニス編~

「のぞみん?」

ちぃちゃんが不安げに私達を見てる。

…ああ、もう!!

「分かったわよ!!出ればいいんでしょ!?」

半ばやけっぱちの気分で宣言すれば

「よっしゃ!!頼むな!」

宇野くんが笑顔で私に手を掲げた。

…もう!その顔、ズルい!!

照れ隠しも込めて、宇野くんの手をハイタッチに見せかけて思いっきり叩くと

「出るからには勝つから」

「おっ、強気発言」

「だから宇野くん、頼むね」

「何だよ!?俺頼りかよ!?」

宇野くんのげんなりした顔に、周りも笑いだした。

球技大会、怖いけど…楽しみだな。


【おしまい】

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