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好き心少なからず

第20章 こんな場所~新田×二階堂~

今日は放課後に、球技大会の練習があった。

サッカーが、他のクラスの兼ね合いでフットサルに競技が変更になったせいで、人数調整にバタバタしてしまって…

結局、僕自身がボールを蹴れたのは、わずか10分程度しかなかった。

まぁ、いいんだけどさ。

教室へ荷物を取りに戻りながら、やり残した事はないか確認する。

道具は倉庫に全部戻したし、倉庫の鍵も返した。

…うん、大丈夫なはず。

教室のドアを開けると…

「お疲れ様」

絢音の声がして、心臓がドクン!!と音を立てた。

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