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好き心少なからず

第39章 実験~岸田×八神~

向こう側で勝手に悟志の職業で盛り上がっていて、それを見ながら輝穂が何とも言えない複雑な表情を浮かべている。

何だかんだ言っても、悟志は人に好かれていたからな。

それが妹としては面白くないんだろうか?

「科学館に限らず、そういう手合いに関わっておくのもいいんじゃないか?道が広がりそうで」

「はー…成る程」

片桐が感嘆の声を漏らし、柳瀬が唇を尖らせた。

何だかんだ言っても、こいつらも3年生だからな。

進路とか将来とか…身近に感じることもあるのかもな。

「悟志か。そっか…今度行ってみようかな」

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