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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

漫画とかでたまにある、ボディーガード料と言う名のカツアゲか…。

「それぐらい、安いもんだろ?」

「け、結構ですッ…。」

僕は、その場から逃げようとすると―――――

「おい、待てよッ!!」

不良の1人に、腕を掴まれた。

「離して!」

僕は、必死に抵抗する。

「うるせぇ、逃げんじゃねえよ!!」

「たった、1万だろ!?
それくらい、持ってるだろ!!」

「払う気ないから、離してよ!」

何で、こんな奴らにお金を払わないといけないんだ…!

「うぜぇ、1万払えよコラァ!!」

しびれを切らしたもう1人の不良が、僕に殴りかかってきた。

「ッ!!」

「お前ら、何やってんだ!!」

不良の1人に、殴られそうになった時に、屋上のドアが開いて1人の男子生徒が現れる。

「あぁん?」

「チッ」

「…。」

「あっ…。」

確か、僕と同じクラスの人だ…。

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