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光の道

第12章 原田光



次の瞬間、バシッ!と痛々しい音が、部屋中に響いた。

俺は暫くはそのまま動けずにいた。
何が起こったのか分からなかったからだ。

(え?)

ゆっくりと市川夏歩の方を見ると、平然とした顔で、俺を見ていた。


俺、今叩かれた…?

そこでようやく自分が叩かれたことに気づいた。


しかも思いっきり…。

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