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光の道

第14章 いやだ、死にたくない



わたしは、芦田七海に気をとられていて、気づかなかった。


鉄棒の真下にある砂場の砂がなくなっていたことに。

『は、早く助けてあげないとッ!』

わたしは、焦って駆け出した。

「まて!」

その時、佐藤くんに手を引かれた。

『なに?!早く下ろしてあげないと!』

わたしは、佐藤くんを見て叫んだ。

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