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光の道

第2章 1号館



瞳は中学から仲がいい友達。
喧嘩なんかしたことない。

私は、瞳を見た。

(瞳は一体私をどう思っていた?)

はみ出している足に向けられた刃物は、今もゆっくりと動いていた。

あと20㎝ぐらいで瞳の足にたどり着く…。

『……』

私は、思い切って赤のボタンを押した。
どれだか全く分からなかった。

だから、一番ありえそうな赤にしたんだ。

<……>

『…!』



<不正解。>

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