天然な君
第1章 生意気な君
駐輪場に自転車を止めて、エントランスに入ると見覚えのある人が座っていて。
悠「…奈央?」
顔をあげたその人は、
奈「悠、出かけてたの?昨日は大丈夫だった?」
僕の顔を見るとぱっとあがる口角。
心配してくれているようで、
悠「ちょっとね。昨日はありがとう。」
送ってくれたんでしょ?と聞くと、控えめな返事が飛んできた。
このまま帰ってもらうのもなんだしと、部屋に招いた。
飲み物を準備しながら、椅子に座った奈央を盗み見る。
…ますますそんなこと言うようには見えないんだけどな。
なんて、考えながらお茶を出して何気なく話していると、茶菓子を取ろうとした奈央の手がお茶にあたって、こぼれた。
奈央のズボンにはあまりかかってなかったけど、タオルを手渡した。
奈「ごめん。」
バツが悪そうに謝るから、僕は明るく大丈夫と言って奈央の手にあったタオルを取った。
あまりちゃんと拭かれてない奈央のズボンを拭いていると、何も言わない奈央。
不信に思って、ふと見ると奈央の熱のこもった目と視線がぶつかった。
この場にいずらくなった僕はそそくさとタオルを置きに洗面所に行く。
、、、なんともいえない気持ちを浮かべて。
悠「…奈央?」
顔をあげたその人は、
奈「悠、出かけてたの?昨日は大丈夫だった?」
僕の顔を見るとぱっとあがる口角。
心配してくれているようで、
悠「ちょっとね。昨日はありがとう。」
送ってくれたんでしょ?と聞くと、控えめな返事が飛んできた。
このまま帰ってもらうのもなんだしと、部屋に招いた。
飲み物を準備しながら、椅子に座った奈央を盗み見る。
…ますますそんなこと言うようには見えないんだけどな。
なんて、考えながらお茶を出して何気なく話していると、茶菓子を取ろうとした奈央の手がお茶にあたって、こぼれた。
奈央のズボンにはあまりかかってなかったけど、タオルを手渡した。
奈「ごめん。」
バツが悪そうに謝るから、僕は明るく大丈夫と言って奈央の手にあったタオルを取った。
あまりちゃんと拭かれてない奈央のズボンを拭いていると、何も言わない奈央。
不信に思って、ふと見ると奈央の熱のこもった目と視線がぶつかった。
この場にいずらくなった僕はそそくさとタオルを置きに洗面所に行く。
、、、なんともいえない気持ちを浮かべて。