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マジカル☆ステッキ

第5章 軍艦ルークス



「ひねくれ者だからね、アリサは。ヨシヒロの不安は君次第ってことだよ。好きにすればいいって拒否してるわけじゃないから」

 誰のせいでこんなことになったのだと、アリサは鼻をフンッと鳴らし顔をそむける。
 言いたいことは山ほどあるが、それを言わせようとしている魂胆がミエミエだ。

「アリサの勇者は君でしかない。それは俺が保証するよ」

「え……でも、ボクなんかより」

「俺は英雄なんて呼ばれてるけど勇者じゃないからな」

「えっ? ええーーー!?」



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