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マジカル☆ステッキ

第6章 初めての気持ち



「アリサひとつになろう」

「…………は?」

 彼を理解しようと試みるも、アリサの思考では追いつけないほど先にゆくヨシヒロ。

 そんなアリサを受け止めるかのように、ヨシヒロは両手で彼女をギュっと抱きしめた。


「きっと、そうすればわかるよ」

「ごめん、全然わかんない」

「ひとつになればわかるって!」

「ひとつになるって……何かがわかんないんだけど」

 

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