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人外娘系

第10章 大魔王の娘降臨プロローグ

展望台から遠距離攻撃を仕掛けようとするライゼルとドルトンの前に現れたのは黒いペガサスの上に乗る魔神・アポカリプスが盾と槍を構えていた



ドルトン「こいついつの間に!」



ライゼル「まずは距離を離して・・・・」



ライゼルの体には貫通した穴が身体中にあった、すでにアポカリプスの音速突きを受けていたのである、ライゼルは何も出来ないまま倒れた、ドルトンは危険を察知して展望台から離れようとしたら両足がすでになくなっていた、展望台から転落死するのである



その頃、宿屋にいたムルクは外がやけに静かだった為、窓から外の様子を伺うと魔物が街を破壊していたのである



ムルクは怖くなり布団の中に潜り込んだ、しばらくすると宿屋の窓からアポカリプスが進入してきた



アポカリプス「姿を消しても魔力まで隠し切れないのは昔から変わらないな」



ムルク「その声はアポちゃん?」



アポカリプス「お前の父が待っている、早くこんな場所から離れましょう」




ムルク「でも私にはあの人の事が気になって」



アポカリプス「まさか人間に恋をしてしまったのか?」



ムルク「・・・・・・・・」



アポカリプス「残念ですが多分その方はもういないでしょう」


ムルク「えっ?どうして?」



アポカリプス「あとは父上に聞いて下さい、私からは何も言えません、行きましょう」



ムルクは静かにアポカリプスと共にザイレンス城から立ち去る、その頃には魔王フルグランスもトリスダム城に引き返していたのである、その後ムルクはパパに向かい話をしようとしたがパパはかなり怒っていた



ムルク「パパ・・・・私・・・・」



フルグランス「お前は私の言う事を無視し、勝手な行動をしたお前にはがっかりだ!もう二度と外の世界には出してやらん、覚悟するんだな」



ムルク「そんな・・・・ひどいよ・・・・グスッグスッ」




その後、ムルクはディアブロスに監視されながらも部屋であの騎士の事が忘れられずにずっと泣いていた


ムルクはまたいつかあの人のような人が再び出会えると信じるのであった・・・・



続く(遥か先の物語で・・・・)




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