
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸(改訂版)
第3章 夜に紛れて
「今日は何人?
ぁたしを入れて、桜に克己に‥一と忍は??」
「彼奴らはデートだとよ」
「じゃ、今日は3人だね美紀」
「そうだね、じゃカラオケ行く??」
「おぉー!
いいねぇー俺ガンガン歌う!!」
「克己はマイク持ったら離さないからなぁー」
克己‥加来克己、こっちも此処に来てからの仲間‥
細身でそれなりにイケメン、よく女をナンパして歩いてる。
因みに一と忍‥
新田一‥このガッコじゃ番をはっている奴、ぁたしを夜の街に引っ張ったのも一。
川本忍‥一と現在進行形で付き合っている一の彼女、一も忍も金髪にしてピアス…
まぁ、忍の方は、一に追い付きたくてやってるみたいだけど。
そんなんでガッコが終わると、この5人で夜の街に遊びに繰り出す、それが毎日‥‥最近のぁたしの日常。
"キンコンカンコン…"
授業開始のチャイムが鳴る、コレが終わったら今日はお終い。
桜も克己も、何時の間にかちゃっかり席に戻ってるし‥‥
ぁたしは教科書を用意して、シャーペンをクルクル回す。
はっきり言って、授業は退屈・・
前から見たらレベルの低い授業の内容、別に聞いても聞かなくても変わらない‥
‥‥と、心に思っても、見た目はしっかり良い子をして、ちゃんとノートを取ってたりするケド。
ぁたしは裏で遊ぶタイプ‥
ガッコでは普通の良い子で通してる‥一応は‥‥
180°変わった生活にも馴れて、早く授業が終わって遊びに行きたいと、心待ちにしているぁたし。
早く終わって、さっきの一番幸せで、それでいて一番思い出したくない夢を忘れたい‥そう思いながら・・・
