君のKISSに夢☆CHU
第8章 ダイニングbar☆MOON
唇がふと離れて、二人の唇を銀の糸が繋ぐ。
高嶋さんがそれを指で拭って、私を見つめる。
「あんたとのKISS、気に入った。あんた俺のキスフレにならないか?」
まだボーッとしている頭で、今言われた事を考える。
「キスフレ?」
「そう、俺は彼女は面倒だから作りたくない。セックスもキスが気持ちいい女としかしたくない。どうだ?なんなら、セフレでもいいぞ?」
「私は彼氏が欲しいんです…。」
「そうか、それは残念だな。じゃーな!」
そう言って、高嶋さんが私の体を解放した。
「えっ?それだけ…?」
あっさりと終わりを告げられ、心が揺らいだ。