テキストサイズ

君のKISSに夢☆CHU

第3章 case1,BAR☆年上の男


優介さんは、ウイスキーをロックで飲んでいる。

グラスを持つ指先も綺麗に磨かれている。

今は相手に不快感を与えない為に、ネイルも綺麗にする男性がいると聞いた事がある。

仕事は営業とかなんだろうか。

薄暗い店内でも分かる、整った顔。

目鼻立ちは、しっかりしていて、掘りも深い。

しっかりと後ろに流した髪が、より一層その顔立ちをクールにさせている。

ほのかに香る香水の香りも、邪魔にならないくらいの香り。

そう何もかもが完璧なのだ。

こんなとこで、女の人に声を掛けなくても、モテるだろうなぁ。

そんな事を考えながら見ていると、優介さんは私に微笑んだ。

「そんなに見つめられたら、何だか恥ずかしいよ…。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ