君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
静かに瞳を閉じて、輝愛からのKISSを待った。
しばらくそのまま時が過ぎて、不思議に思い、瞳を開く。
ジッと私を見つめる輝愛の顔がそこにあった。
「…どうしたの?」
「なんでもない。俺とのKISS好きか?」
「好きだよ…。でなきゃ、キスフレになんてならないよ。」
「俺は恋人じゃなくても、KISSは気持ちを込めてしたいんだけど、お前は今心ここにあらずな感じだったから、KISSする気にならなくなった。」
輝愛は、何もわかってない!
輝愛が好きだから、あの写真が気になってるし、その事を聞けないのに。
私は輝愛のKISSも、輝愛自身もこんなに好きなのに。
ねぇ、輝愛…。
この気持ちを、どう伝えたらいいの?