君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
唇が離れて、輝愛と見つめあう。
私の頬を撫でる輝愛の手に自分の手を重ねる。
あったかい…。
蕩けさせられた体に輝愛の熱が伝わって、更にドキドキが加速する。
「桜音…。」
熱っぽい潤んだ瞳で、輝愛に名前を呼ばれて、更にドキドキする。
「んっ?なに?」
「今度は桜音から俺にKISSして。」
そう言って、瞳を閉じた輝愛。
長いサラサラな前髪が、瞳にかかっている。
閉じられた瞳を見つめると、長い睫毛。
至近距離の輝愛を見て、改めて思う。
本当にイケメン…。