君のKISSに夢☆CHU
第14章 翔大のお願い
「寝室はどこだ?」
「隣りの部屋。」
寝室に入り優しくベッドの上におろされると、輝愛の体が私の上に重なった。
上から見下ろす輝愛の熱い瞳。
そこにはこの前みたいな迷いはない、真っ直ぐな眼差しがあった。
「本当に後悔しないな?」
私にも、もう迷いなんてこれっぽっちもなかった。
私は返事の変わりに、静かに瞳を閉じた。
その後すぐに輝愛の唇が私の唇に触れて、何度もKISSを繰り返す。
でも、そのKISSは今までと同じようで、どこか違うようで、言葉で言い表すのは難しいけど、輝愛の愛が唇から伝わるようなKISSだった。
輝愛の唇が、耳に移動して私の耳朶を甘噛みする。
ダイレクトに近くで感じる輝愛の息に、ドキドキが加速する。
やだ…すごく気持ちいい…。