君のKISSに夢☆CHU
第14章 翔大のお願い
Chu!
黙って下を向いた私のおでこに輝愛が優しくKISSした。
「俺の方こそ、勝手に勘違いして怒鳴って悪かったな。」
「ううん。少しでもヤキモチ妬いてくれたの?」
私の質問に輝愛は、やられた!って感じの表情を浮かべて恥ずかしそうに笑った。
「何かムキになって、俺カッコ悪いな…。お前が俺と来騎以外に抱かれたかと思ったら、何だか許せなかった。」
そう言った輝愛に再びベッドに押し倒される。
「お前の中から他の男を取り除いて、俺を刻み込みたい衝動に襲われた。この気持ち、どうしてくれる?」
「えっ…?」
「煽ったのはお前だ。今夜は覚悟しろよ。」
そう言った輝愛の唇が私の唇に重なった。
激しいKISSが私を襲う。
そうそれはまるで、私を食べてしまうような激しい欲望にまみれたKISS。
それは輝愛が、私を求めてくれている証のようなKISS。
輝愛が、私を求めてくれている事を感じて、私も嬉しくて輝愛の首に腕を回して、更に深いKISSを求めた。