君のKISSに夢☆CHU
第3章 case1,BAR☆年上の男
私の体の上に優介さんの体が、倒れ込む。
優しく髪を触りながら
「桜音、良かったよ…。」
優介さんは、やはりマニュアル通りにそう甘く囁いた。
今日も私の求める王子様には、出逢えなかったなぁ…。
窓の外を見ると、相変わらず綺麗な夜景が広がっていた。
『本日の教訓。』
年上ナルシストは、自分を格好良く見せる事には、全力を尽くすが、相手に尽くす事はない。
マニュアル通りのKISSには、お手本通りのセックスが付いてくる。
甘い雰囲気を味わいたいだけの人には、お勧めだ!