テキストサイズ

君のKISSに夢☆CHU

第17章 輝愛の闇


「面倒な女…。」


ベッドに横になり天井を見つめて、ポツリと呟く。


私って、こんな面倒な女だったんだ…。

今まではサッパリした性格だって、自分でも思ってたのになー。

こんな風に何もせずにウジウジしてたって、何もかわらないのは分かってるんだけど…。

輝愛に会って何も聞かずに今までのように、接するのも、梨果さんの事を聞いて気まずくなるのも、どちらも嫌で、動けずにいた。

私はどうしたら、いいんだろう…。

静かな部屋で、何もない真っ白な天井を見つめながら、ただただグズグズとしていた。


ピンポーン


インターフォンが鳴った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ