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輝愛と付き合う事になった事を、来騎に電話で伝える。


｢兄さんから、梨果さんの事聞いた？｣

｢うん。ちゃんと聞いたよ。｣

｢それでも桜音は、兄さんを選んだんだね。｣

｢うん、一緒に梨果さんの事も含めて、二人で進んで行こうって、話したよ。｣

｢そっか。桜音がそれで納得してるなら、僕は何も言わないよ。おめでとう。｣

｢ありがとう。来騎、気持ちに応えられなくて、ごめんね。｣

｢ううん。桜音が幸せなら、それでいいんだ。兄さんと何かあったら、すぐに僕に乗り替えてもいいからね。｣


笑いながら、話す来騎に少しﾎｯとした。

これからは、今までみたいに仲良く接していけたらいいな。


｢兄さんと幸せにね。｣

｢ありがとう！｣


来騎に報告を終えて、私はすぐに身支度を始める。

今日は、輝愛と大切な用事がある。

二人の事を伝えるために会いたい人の所へ行くのだ。