君のKISSに夢☆CHU
第3章 case1,BAR☆年上の男
大学の講義が終わって1度家に帰り、着替えと化粧直しをして夜の街へ繰り出した。
今日は清楚な服装に控えめなメイク。
最近出来たオシャレなBARに行くつもり。
やはり素敵な男性を探すなら、BARが一番てっとり早い。
お店のドアを開けると、薄暗い店内。
キレイに並んだお酒をライトが優しく照らしている。
黒を基調とした落ち着いた店内。
カウンター席は、横に長く何人か1人で来ているスーツの男性がいた。
カクテルを作っているバーテンさんの前に座る。
「いらっしゃいませ。」
落ち着いた静かな声が、心地良い。
私はバーテンさんに迷わず、大好きなカクテルを注文する。
「グラスホッパーをください。」
「かしこまりました。」