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君のKISSに夢☆CHU

第3章 case1,BAR☆年上の男


「お待たせいたしました。」

グラスホッパーは、生クリームとミントを使った甘いカクテル。


でもカクテルなので、アルコール度数はそれなりにある。

飲みやすくても、ゆっくり飲まないとすぐに酔ってしまう。

私はバーテンさんと他愛のない話をしながら、ゆっくりカクテルを楽しんだ。

しばらく1人で飲んでいると、お店に入ってきた男性に声を掛けられた。

「お隣座ってもいいですか?」

「どうぞ。」

声を掛けてきた男性は、ニッコリ微笑むと、私の隣りの席に座った。

細身なスーツをキチッと着こなしていて、髪から指先までしっかりと、身なりが行き届いている。

清潔感に溢れていて、笑顔もすごく爽やかだった。

微笑んだ目尻には、少し皺がよる。

見た感じの落ち着き具合からしても、かなり年上なように思う。

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