君のKISSに夢☆CHU
第6章 case4☆運命の男?
この時の数哉の忠告をちゃんと聞いておけば良かったって、後で私は思う事になるんだけど…。
来騎と高嶋さんとの出逢いによって、私のこれからが大変な事になるなんて、思わなかったから…。
ご飯をご馳走してもらって、駅に向かう。
「桜音、今日はありがとうな!」
「こちらこそ。」
「男関係は、ちゃんとした方がいいぞ。じゃあーな!」
「うん、ありがと!また学校でね。」
今日1日いろんな事あったなぁー。
真っ直ぐ帰って、家で今日は休もう。
数哉と別れ家に帰ると、来騎からLINEが届く。
『桜音、明日空いてる?空いてたら、デートしよっ。』
さっき数哉に言われた事が気になって、どうしようか少し悩んだ。
でも、高嶋さんとは別に何かあったわけでもないし、来騎とだってまだ付き合ってるわけじゃないもん…。
出掛けるくらいいいよね…。
まだ友達なんだし…。
『うん、明日夕方なら会えるよ。』
『じゃ、17時にこの前のカフェでいいかな?』
『うん!』
明日は来騎と少しそういう話もしてみようかな…?