君のKISSに夢☆CHU
第6章 case4☆運命の男?
高嶋さんよりも、下の方で小さくはあるが、私がよく知ってる人が載っている。
なんで…?
なんで来騎が載っているの?
そうそこには、あの可愛い笑顔で笑いかけている来騎が載っていた。
「なぁ、桜音。この店で働いてる人達、皆モデルとかみたいだな。ポスターに書いてある。」
「あっ、本当だね。」
確かに来騎はモデルだって言ってたし…。
じゃ、高嶋さんもモデルなのかな…?
でもこのお店に来た時に、来騎がいたら嫌だなぁ。
かと言って来騎に、お店の事聞けないし…。
「どうした?誰か知り合いでもいたのか?」
1人悩んでいた私を見て数哉が声を掛けてきた。
「うん。この下に載ってる子。最近仲良くなって、彼氏候補にしてって言われて、よく一緒に出掛けたりしてるんだ。」
「ライキっていう子?」
「そう。偶然カフェで会ってそれから仲良くなったんだぁ。」
「で、このライキって子と、桜音は付き合うの?」
「いいなとは、思うんだけどね…。」
「その気がないなら、ちゃんと早く言った方がいいぞ!面倒な事にならないようにな。」
「そうだね。」