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すきってきもち

第1章 デアイ





夜の予定のために午後は
集中して一気に仕事を済ませていく




「はぁ、、、終わった」

時計の針は定時前をさしている



「先輩いつに増して仕事早かったですね」
「うん、これから予定あるの」

「ついにデートですか!!!」

「残念ながら」

「先輩なにか呪われてません?
なんで彼氏できないんですか?」


話していたら向かいから、低めの声が飛んでくる
「珠菜、先輩には不必要でしょ」
「そーだけどさ、先輩なら男選び放題じゃないですかー」



んー、でも
「言い寄られたことないよ?」
「それは男側が見る目ないんです」
「そんなわけないよ」

「そんなわけありますー」

後輩の珠菜ちゃんと明恵ちゃんは
私のことを話しながらしっかり仕事を進めてく

若い子は器用ね






恋人なんて欲しいと思ったことないなぁ

仕事は楽しいし、友達との時間は癒されるし、
後輩ちゃんもかわいいし良い子だし



恋愛なんてしなくても充分幸せなのよね



けど、だからこそ、男性が苦手なままは困る
仕事に支障を出したくない

ましてや、仕事仲間になる人を
苦手なんて思いたくない




後輩ちゃんが淹れてくれた
紅茶を飲んで一息


なんだろう、緊張してきちゃった




チクタクチクタク‥‥‥‥‥‥


もうすぐ18時になる
そろそろ行こうかな?



「じゃあ、お先失礼します」

「「おつかれさまでーす」」





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