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すきってきもち

第3章 後ずさり





「あれ?止まんないや……へへ」
「百合さ、、電話だ」

俺のスマホに電話がきた
「ごめん」

部屋を出て、イベントの打ち合わせ
今月の俺の誕生日イベ
スタッフはハリきってるから俺も真摯に
向き合うと
「2時間も電話してたのかよ」

「百合さん電話長くてごめ……百合さん?」


え?……寝てる?
近づくと規則正しい寝息が

頬には新しい涙のあと


かなり無防備
わんくんなんて言われてるけど
俺だって、男だなんですけどーもしもーし

「百合さーん起きて?百合さーん……」
起きない
ぐっすり

泣き疲れ?
「襲われても文句言えねぇよ?はぁ……」

百合さんを持ち上げて、
そっとベットに横たわらせる

寝顔は幼くなるんだな

忙しさやストレスで
サラサラな髪が、、、

「今くらいはゆっくり寝て?」
ダメだと分かってるけど
おでこにキスを落として寝室を出た

明日起きたら風呂とか入るよな……
準備して寝る…ピピ……また電話?面倒

あー、百合さんのスマホ
百合さんの所に持ってくか

「もしもし泉川さん?」
しまった!!持ち上げたのと同時に
画面に指が触れ出てしまった



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