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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第6章 夢をみる・・・

『おぃ・・・チビスケ?(苦笑)』




『かんごふさん!!』



ミニ2号は

すっかり泣き止むと(すげーな?)

オモチャの救急箱を開けて

中身を・・・バラまいた


(・・・うーわ?!)





出てきたのは

オモチャの聴診器やら注射器




見たまんまの・・・ガキのオモチャだ(笑)





げっ・・・(苦笑)





とか思ったけど

時すでに遅し





『ケイゴ!かんごふさん・・・っ』





『~~わかった、わかった・・・(苦笑)』







アタマぐちゃぐちゃ

手足は、あっち向き…こっち向きで

ひん曲がった、ドエライ状態の人形

(けっこーに見た目・・・エグいけど?)



それをキレイに直してやればいい

そういう事と思ってたオレは







『・・・ぷっ』




一瞬、こっちを振り返って

クスッ・・・っと笑ったカンナに







『カンナ・・・てめぇ・・・』





〃こういう事かよ?!先に言え!!〃




・・・と若干恨み節。





しかし、また大泣きされたらたまらない



チビスケの言うとおりに

オモチャの聴診器や注射器いじって

(かなり恥ずかしいんだけど・・・)




あとは、一緒に入ってる人形のクシで

アタマ直して、エグい手足を直して

……洋服まで着せ替えて

(なんだこの女子の世界は?!)

人形をテキトーに整えてやった





・・・なんでオレがこんなこと(泣)





『ほら・・・チビ』




『わぁっ・・・はははっ

ちちんぷいぷい!

ケイゴかんごふさん・・・っ』






ミニ2号は人形を手にすると

すっかり泣き止んで

すっかり満面の笑顔になった(笑)





『オレはちげーよ(笑)チビスケが💧』





『ケイゴかんごふさん!』






ま・・・とりあえず、いっか


(ホッ・・・)






ひとまずホッとして

恐る恐るカンナの方を見た


(さぞオレを見て笑ってやがるだろう、と)







『・・・』






けど、カンナは


なんか・・・ボーっと


頬杖ついてオレを見てた

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