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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第6章 夢をみる・・・


『あ、種が出来てる~♪キレイ』




『キレイ?・・・なの?それ(苦笑)』





『うん♪キレイ・・・

だって、この種が

この花の命を繋いで

来年・・・また花を咲かせるんだよ

・・・すごく・・・キレイだよ♪』







『~~なんだかなぁ(笑)』







『ケイゴ・・・来年も・・・』







『わかってるって(笑)

夏休みの初めにもきいた』







『うんっ・・・ふふふっ』







『~~そしたら、あれか

この種たちが…来年は咲いてんのかな』







『ふふふ・・・そだね♪』







『~~・・・』



当たり前なようで

なんかすごい事だな・・・なんて

思わせてくれる

カンナの不思議な言葉を

どことなく、じんわりと

かんじながら歩く






『来年は・・・どうしてるんだろうね

あたしたち・・・』






『・・・?

さぁ?受験だなんだって

ドタバタしてるんじゃん?(笑)』








『~~……』





『(苦笑)・・・だからさ

息抜きに、また来るんだろ?ここに』







『ふふ・・・♪』





『変わらないよ。きっと

来年も・・・こうしてる』




オレはちょっとマジメに答えてた







『再来年は・・・ケイゴが就職して~』




『(笑)』





『ぁ……でも案外進路変更して

消防隊とか入ってたりして~』





『まだ言うのか?それ(苦笑)』





『だってぇ・・・~

ぁは、あたしが勤める病院に

スーパーレスキュー隊の

ケイゴが助けた人を運んできて

バッタリ鉢合わせ~~とかしちゃって

・・・ぁははは』






『まぁたはじまったぜ……(苦笑)

てか運ぶのは救急車だろ?』





『~~♪』








なんか知らないけど

カンナはいつもより?

いつもに増して



キラキラっていうか

フワフワして



楽しそうだ・・・。








楽しそう?



うん



・・・?



・・・???




・・・。






『なぁ?カンナ・・・?』

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