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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第6章 夢をみる・・・


『ケホッ・・・』



どこかのぼせたような顔をしたカンナが

むせて咳き込みながら下を向いた







『大丈夫?』




やっぱり

風邪ひいたのかな?







『ケホケホッ・・・~うん、大丈夫

・・・っ・・・あ』






『!?』





一瞬ドキッとした





カンナが






・・・吹き出したように


鼻血出してたから(笑)








『ぷっ・・・ダッセェ(笑)』





『あは・・・やだ』



カンナはますます顔を赤らめて
ハンカチとティッシュを取り出した







『ほら・・・』



『ぅ・・・自分で、できるよぉ』




拭けてないところを拭いてやると
カンナは恥ずかしそうにうつむいた






『~~ほら、突っ込んでおきなよ』




慌ててるカンナにオレは
ティッシュ丸めたのをつくって渡した






『ぃ・・・いやだよっ、そんなの…』





『しょーがないだろ?』





鼻血が…中々止まらなかった




『カンナ?…ほら、上向いて』




『~~ダメ・・・よ』





『カンナ…』





『上向くのは…ダメだよ…基本ダゾ?♪』





看護師になる勉強をすでにしているカンナは
少し得意げに
鼻を押さえながら微笑んだ







『う~ん・・・』




そう言いつつも苦しそうに
カンナはオレにもたれて
少し上を向いてた(笑)





・・・あれ?






『カンナ……おい?』




『~~・・・』





オレはカンナのおでこに手をあてた











『カンナ・・・すっげぇ熱ないか?』





『ぅ・・・~ん、風邪かなぁ?

ちょっと…クラクラするとは

思ってたんだ』







おいおいおい

鼻血まで出して、ノンキだな



オレはすぐにデートは切り上げて
カンナを家に送っていった

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