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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第11章 命のきらめき

『・・・それも…そうだな』



オレは寝ぼけ眼をやっとこすって

カズマの提案にやっとうなずいた





『遅せぇーよ(笑)』






『~~免許って言ってもさ

タダじゃ取れないだろーが

金ないしオレ』




良いな、とは思っても

これからバカみたいに学費もかかるオレは



親にこれ以上迷惑は

かけられないと思ってたし



すぐには決めかねていた





~~~フラフラ遊んでないで

バイト代、もうちょっと

貯めておけば良かったなぁ・・・




考えなしできた自分を

しばらく恨んだ(苦笑)






それこそ


カンナみたいにしっかり者だったらな








『合宿免許なら安いし

すぐ取れるぜ♪

ま、無理にとは言わないけどな

~~じゃ、オレ…』






ピク・・・






『マジか・・・よし、それ行くわ』






なんかオレはピクリと反応して

答えてた






『マジ?・・・』






『よくわかんないけど、頼むわカズマ』






『・・・ケイゴ、オマエさ

そんなヤツだったっけ?(笑)』






『・・・お互いにな』





オレはキッカケと言うスイッチがないと

中々・・・永遠に動かないヤツだから




なんとなく

親友の提案を直感で拾った。







車運転できれば…この先カンナと

不安なく出かけられるかもしれない





て言うか・・・カンナ

喜んでくれるかな




とか、思ってさ。





受験期間はほとんど行けてないバイト


逆を言えば金を使う暇もなかったから




残ってた少ないバイト代をかき集めて

テキトーな事言って

オレは流れに身を任せた

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