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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第12章 花の命・・・

『ケイゴ・・・話があるの・・・』




『?・・・うん』



どうした?改まって

と、思ったけど




『・・・あの』





『クス・・・いいじゃん?ゆっくりで』





『ぇ・・・』





カンナを焦らせる必要ない





『予備校とか…行ってるんだし

オレはあと6年も大学生やらなきゃだし?』




『・・・・・』




『ちょっとゆっくり来てもらった方が

後々ちょーどいいかもしんないぜ?』





『なによ・・・それ』





『クス・・・カンナは…めちゃくちゃ

優秀で…めちゃくちゃ頑張り過ぎるから♪』





『・・・~』





『だから・・・さ

今は、お互いに

目の前の事、ひとつひとつ

頑張ってけば良いんじゃねーの?』





カンナは…ちょっと目を丸くする




『ふふっ・・・うん、そだね』





『あ・・・っと、ごめん

それで?なんだったっけ』





『うん?』





『話って・・・』





『ぇ・・・~あ、…えーと』





『言ってよ(笑)』




カンナは考え込んだ




いやいや(笑)さっき言いかけてただろ?

考え込むなよ






『・・・ぇ、と』




『うん・・・』





『なんだっけ・・・』






『おい・・・(笑)』





『ぁ・・・えっとねケイゴ

話は変わるんだけど~』




『あ、そう(苦笑)…そんで?』





『目の前…じゃなくて

ちょっと…結構、先だけど』




『うん・・・』






『夏休み・・・に、なったら

また・・・行けるかな?』






『・・・・・』




ちょっとうつむくカンナとその言葉に


オレは…無条件に頬がゆるんで


笑ってうなずいた







『あぁ・・・行こうぜ

∥ひまわり畑∥・・・』

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