テキストサイズ

Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『分不相応かもしれなくても

みんな、それぞれさ

∥頑張ってる∥のは同じでしょ?』




『・・・・・』




『余裕に見えたり、気楽に見えたり

周りなんて勝手なものだから?

その人の…そこにある

∥プレッシャー∥とか…疲れとかさ

そういうものを…忘れたり、癒すのに

ちょっと異空間を味わうのって

いけない事だとは…あたしは思わないんだ』






『・・・ぇ…と』






『【無駄遣い】じゃない、ってこと♪

・・・~♪…~♪・・・ん』




一瞬…真面目に話して

彼女はすぐに機嫌良さげに

鼻歌なんか歌いながら

財布から・・・万札を出して

さりげなく伝票に挟んで

オレの方にそっと滑らせた。










『・・・や、・・・ごめん

サクラコ・・・そういう意味じゃ』






オレは慌ててそれを

彼女の方に戻した



ストーリーメニュー

TOPTOPへ