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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第15章 神様のイジワル

『フゥ・・・』



最終セットを残して

インターバルに入ると

母さんは脱力したように

席にもたれかかっていた




リョウキが…コートを出たからだ




『あとは…~…4年生に

花を持たせて…って感じか?

もう大丈夫でしょ?帰ろ?(笑)』






『こ、これ…ケイゴっ・・・』




心の内を読まれたかのように

母さんが少し動揺してピンと起き上がる




『(笑)よく言うよ・・・

ケガしてるヤツを∥こんな試合∥に

無理矢理出させる必要なし!とか

言ってたわりにさぁ』





『そ、、、そういう意味じゃないでしょ!!

まったく、あんたは~・・・』





『(笑)』




オレ自身も、だいぶ

呑気な気持ちでコートを見ていた



あとは、試合終了のホイッスルを

待つだけかな?


なんてね

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