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白いワイシャツは分かる

だけどグレーの薄いチェック柄のこれは、どう見ても今の俺が着るものとは明らかに違う

そして崩した襟元に緩められたネクタイの柄は、緑と赤が基調の斜めのストライプ


この組み合わせって、どう考えても

「…学生、服？」

半ば呆然としてる俺の肩に、手が置かれた


「お前、どうしたの？変だよ？」

その顔は揶揄ってるそれじゃない
本気で心配してる、そんな表情


「え？だって、…相葉さん？」

「なんだよ、“相葉さん“ って」
“先生だろうが“

苦笑した相葉さんが俺の頭を軽く小突いた


どういう事だ？

さっきの夢の中の相葉さんが何で目の前にいるわけ？

しかも “先生だろうが“ ってなんだよ

お前は先生でも何でもないじゃないか



「へ？何？…なんなの？」

「それはこっちの台詞だよ。どうした、お前」

肩に置かれた手がおでこに移って “熱はなさそうだけど“ なんて呟かれて


ますます訳が分からなくなった