今日も明日も 2nd season
第24章 台風注意報
そしてそんなかずを、愛しいと思う
この先も、この気持ちに変わりはないだろう
ここまで来たら、喧嘩してた事なんてすっかり頭から消え去って
おとなしく腕の中に納まるかずを愛したくなってしまった
朝っぱらから、って気もしないでもないけど
ここ1週間、仕事が忙しくてかずに触れてなかったのもあるし
何より不安な気持ちにさせてしまったかずに、“愛してる“ 事を伝えたくなった
「かず…」
多分、空気が変わったのを感じ取ったんだろう
かずが更に赤くなって、俯いている
恥ずかしさからか、目を合わせようとしてくれない
抱き締めた腕はそのままに、かずの額に自分のそれをコツンと当てる
吐息と共に “大好きだよ“ と囁いて、軽く唇を触れ合わせた
啄むキスを繰り返しながら、かずの身体を抱え直す
向き合うように腿の上に座らせれば、かずの腕が自然と俺の首に回されて、思わず頬が弛んでしまった
可愛いと、思う
大人になっても、やっぱりかずは可愛くて仕方ない
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