今日も明日も 2nd season
第27章 赤色クレヨン *赤×紫*
潤の腰を抱くようにしながら、寝室に向かう
俺に体を預けて歩く潤は、酒のせいか足取りが覚束無くて
そのせいで更に密着する体に、異常に興奮した
ベッドに座らせて、その体を引き寄せる
潤のいつもつけている香水の香りが、ほのかに感じられた
剥ぎ取るように、潤の服を脱がす
「あ、しょ…っ」
顕になった白い首筋に、噛みつくように唇を寄せると
潤の顎がクッと上がった
浮かび上がる筋を辿るように舌を這わせれば
「んん…っ」
声を抑えるように唇を噛み締める
そのまま耳許に唇を近付けて、フッと息を吹き掛けると
「ふあ…っ!」
潤の肩がビクンと跳ねた
弱い所を知って、わざとそこをしつこく攻める
耳朶を軽く咬んでみると
俺の髪をキュッと握りしめた
そのくせ、声を出すまいと必死に唇を噛み締めている
「我慢すんな…」
息を吹き掛けるように囁いたら
「……っ」
余計に唇をきつく咬んでしまい
「こら、潤!」
俺は顎を挟んで唇を無理矢理開かせた
切れてしまった唇が、赤く染まっていた
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