今日も明日も 2nd season
第3章 Non.Title
「当たり前でしょ。前もって分かってればともかく、いきなりテレビで見せつけられる俺の気持ちを考えろっての」
「ごめん…なんか言いにくくて」
だって嫌がるの分かってたし、俺も好きでやった訳じゃないし
「これからは言ってよ。…でも」
「でも?」
相葉さんの微笑がにやり、と悪戯な笑みに変わる
「お前、これから絶対にそういうシーンの度に俺を思い出すから」
「は?」
そんなわけないだろ、って言い切れない自分がいるのがムカつく
あれだけ溶かされたら
見えない故の過敏な状態で嫌って程思い知らされたら
…思いだすに決まってるじゃん
でも悔しいからそんな事認めたくないけど
「バカじゃないの?」
「うん。バカだよ」
“だって俺はにのバカだもん“
さらっと言われるけど
良く良く考えてみれば俺はめちゃくちゃ相葉さんに愛されてると言う事で
「なら俺も、雅紀バカになりますかねー」
「ふふ、いいねそれ」
「でしょ」
目を合わせて、おでこをくっつけて
お互いに笑いながら唇をどちらからともなく寄せる
「また相葉さんの手、感じたいな」
「喜んで」
再び快楽の海に飛び込んだ俺達は
……きっとずっと離れられない
よね?
End
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える