今日も明日も 2nd season
第32章 コイゴゴロ *紫×黄*
慌てて潤くんの肩を叩いた
「なに…」
邪魔するな、と言わんばかりの低い呟きに怯みそうになるけど
「学校…っ遅刻しちゃう…」
大事な事だから言わなきゃいけなくて
なのに
「もう、今日はサボり」
潤くんはあっさりとそう言って、また唇を塞ごうとする
「ダメだよ…行かなきゃ…」
本当は俺だってこのままいたい
だけど、俺の中の理性がそれにストップを掛けてくる
「サボりったらサボり!」
「でも…」
「もう、黙れ」
潤くんの目が変わった
そして
これまでで一番、激しく俺の咥内を貪る
その深すぎるキスに
もう、俺も何も考えられなくなっていく
硬いフローリングに押し倒されて呆然となった
一つ一つ、シャツのボタンが外されて行くのをただ受け入れるしか出来ないくらいに
頭の中は真っ白になっていった
ズボンからインナーを引き抜かれ、するりと潤くんの手がそこから入り込み、素肌に触れる
その間もキスは止まる事なく、抗おうにも上手く動けない
ってか
…俺、何されてるの?
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