今日も明日も 2nd season
第32章 コイゴゴロ *紫×黄*
ぞくぞくと背中が粟立つ
そんな事されるのなんて初めてだから、どうしていいか分からない
潤くんの舌はとても熱くて、舐められた箇所から溶けてしまいそうになる
とは言え、こんなのはまだ入口でしかないのは知ってる
この先、俺はどうなっちゃうんだろう
未知の出来事は、不安を駆り立てる
「ん…!」
空いている手が、胸の辺りを撫で回してきて
体が大きく震えた
やわやわと触れる手のひらが、そこを掠めた時
「ああ…っ」
電気が走ったような感覚に襲われた
「かず…もしかして感じやすい?」
潤くんが嬉しそうな顔をする
「そんなの…分かんないよ」
だってまだ、誰ともした事ないし
他の人がどうなのかも分からないんだから
「やっ…」
そんな俺を他所に、潤くんが爪で尖りを引っ掻いて
また俺の体はびくびくと震えてしまう
きつく摘ままれて、痛みが走るのに
離されるとそこが甘く疼く
もっと触って欲しいとさえ、体が求めてしまう
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