今日も明日も 2nd season
第33章 ほのかに甘くholiday From A
にのの口の中を奪い尽くして、どちらのとも分からない唾液がにのの顎を伝う頃
にのの唇をようやく唇を解放してあげた
「…ヤバいでしょ」
にのが、恥ずかしそうに笑う
「女になっちゃった気分なんだけど」
そんな可愛い台詞を言って、俺の肩に顔を隠しちゃうの、反則だよ
もっともっと
可愛いとこを見たくなっちゃうじゃん
今日の今日で、まさか最後まで…なんてのは
いくらなんでも性急だけど
健康的な一般男子な俺からしたら
正直もう、止まれないと思う
でも、にのだって期待してるよね?
だって俺から離れようとしてないもん
にのの身体を少し離して、向きを変える
両脇に手を差し込んで、その身体をふわりと持ち上げた
「え?あ…?」
やっぱり軽いにのの身体をいとも簡単に抱え上げ
向かい合うように俺の腿の上に跨がらせて座らせた
腰を抑えて逃げられないように固定させる
「なぁにしてんの…」
「何かドキドキしない?」
「…するに決まってんじゃん、バカ」
にのが、俺の額をペチッと叩いた
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