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「もー…っ手加減しろよ…」

ぐったりと体を投げ出した智くんが、恨みがましそうに俺達を睨み付けた

智くんを挟んで右側に潤、左側に俺

二人で抱き締めるようにして横になっている



智くんは、最終的には潤を許して

…俺達の思いを受け入れてくれた


潤が言ってた “止まらなくなる“ の意味も

充分過ぎるくらい理解出来て



…いや、俺は智くんを抱くのは2回目なんだけど


あの時は二人とも泥酔状態で

断片的にしか記憶もなくて


コトが終わった後はお互い気まずくて
“なかった事“ にしてしまったんだ

しっかり覚えてる訳じゃなかったから、その後も普通にメンバーとして接してたんだけど

本当は俺はその前から智くんを好きで

いつか気持ちを伝えられたら、とは考えてた

そんなんで迷いに迷ってたら
ひょんな事から潤も同じ気持ちだと知って

今の俺達になった訳で


まあ、潤の暴走はあったけれど





「お前ら俺を殺す気か」

「いや、あまりに気持ち良くて」

…潤の顔、弛みっぱなし


気持ちは分かるけど